ハイパフォーマンスなGigabit Ethernet over Phone Wireソリューション
ギガビットイーサネット-VDSL2コンバータ「VC-234G」は300mの距離で最大190/190Mbps(G.INP、Sym、8dB)、 1.4kmの長距離では20/12Mbpsの対称型(下り/上り)データレートで電話回線ネットワークに対応します。 本製品はギガビットイーサネットとVDSL2(Very-high-data-rate Digital Subscriber Line 2)の2つのコアネットワーク技術をベースにしています。 VDSL2技術は、既存の銅線電話回線を利用して、再配線の必要なく最速のデータ転送速度を実現します。 ITU-Tの新しいG.993.5ベクタリング技術に対応した「VC-234G」はベクタリング対応のDSLAMとの連携によりクロストークの干渉を除去し、 既存の銅電話インフラの最大回線帯域を向上させます。
既存の電話機の銅線を利用した場合
VC-234Gは4つのRJ45イーサネットポートと2つのRJ11電話ジャック(1つはVDSL接続用、もう1つはPOTS(Plain Old Telephone Service)接続用)を備えたLRE(Long Reach Ethernet)ブリッジとしても利用できます。 POTSスプリッターが内蔵されており、既存の電話回線をPOTSと共有することができるため、既存の銅配線を交換する必要はありません。 既存のRJ11電話ジャックに「VC-234G」を差し込むだけで、高性能なVDSL2ネットワークを利用することができるので、 VC-234Gは既存のイーサネットネットワークへのエクステンダーとしての使用にも最適です。
ISP/トリプルプレーデバイスとの互換性
VC-234Gはホームエンタテインメントとコミュニケーションのためのトリプルプレーデバイスを十分に機能させることが出来ます。 240/120Mbps(G.INP, Asym, 8dB)の非対称データ伝送が可能な「VC-234G」は、 VoD(ビデオ・オン・デマンド)、Voice over IP、テレビ電話、IPTV、インターネット・キャッシング・サーバー、リモート授業など、 多くのマルチメディア・サービスをローカル・インターネット上で実現します。
スピーディーで容易な接続方法
Ethernet-over-VDSL2 Converterは、プラグアンドプレイで設置でき、あらゆる種類のネットワークプロトコルに対応しています。 各ポートやシステム全体の動作状況は、フロントパネルの診断用LEDで確認することができます。 また、VC-234GにはCPEとCOの2つのモードが用意されており、 CPEモードはクライアント側で使用され、COモードはセンター側で使用されます。 CPEまたはCOモードは、内蔵のディップスイッチで調整できます。 尚、ポイントツーポイント接続の場合は、CPEモードとCOモードを1組のコンバータとして設定し、接続を行う必要があります。