コストパフォーマンスに優れたフルPoE+電源とギガビット拡張ソリューション
PLANET IGS-1020PTFは、産業用DINレールタイプのアンマネージド・ギガビット・イーサネットPoE+スイッチで、 IEEE 802.3at PoE+対応の10/100/1000BASE-Tポートを8つ、アップリンク接続用の100/1000BASE-X光ファイバーインターフェースを2つ搭載しています。
IGS-1020PTFはリダンダント電源システムを採用しており、あらゆる過酷な環境下でも性能に影響を与えることなく、信頼性の高い安定した静音動作を実現しています。 堅牢なIP30メタルハウジングに様々な種類のPoEアプリケーションに対応する最大240ワットの総電力バジェットを備え、-40~75℃の環境で動作します。
802.3at PoE+電力とイーサネットデータ伝送の拡張
IGS-1020PTFは「標準」と「拡張」の動作モードを提供するソリッドDIPスイッチを内蔵しています。 「標準」動作モードでは、通常のIEEE 802.3at PoE+スイッチとして動作します。 「拡張」モードでは、IGS-1020PTFはポートごとに10Mbpsの全二重通信で動作し、 イーサネットUTPケーブルの100メートルの制限を超えて、最大250メートルの距離で20~25ワットのPoE出力をサポートします。
柔軟に接続距離を伸ばせる光リンク機能を搭載
IGS-1020PTFに搭載されている2つのミニGBICスロットは、100BASE-FXおよび1000BASE-SX/LXのSFP(Small Form-factor Pluggable)光ファイバーモジュールを搭載しているため、 SFPの自動検知およびデュアルスピードに対応しています。 これにより、管理者は必要な伝送距離や伝送速度に応じて適切なSFPトランシーバーを選択し、ネットワークを効率的に拡張することができます。 伝送距離は550メートルから2キロメートル(マルチモードファイバー)、 10/20/30/40/50/60/70/120キロメートル(シングルモードファイバーまたはWDMファイバー)まで拡張可能です。 長距離のバックボーンスイッチや監視センターへのアップリンクの用途に適しています。
あらゆる環境に対応したデザイン
IGS-1020PTFはIP30の金属製産業用ケースを採用し、 空調設備のない工場のフロアやカーブサイドの交通管制室などで発生する電磁干渉や重度の電気サージに対して高い耐性を備えています。 また、冷却ファンを必要としないベンチレーション構造を採用しているため、動作音も気になりません。 IGS-1020PTFは、-40〜75℃の温度範囲で動作するため、厳しい環境下でも使用可能です。
強靭な保護機能
IGS-1020PTFはイーサネットのESD保護のために、±6KV DCの接触放電と±6KV DCの空気放電を提供します。 また、±6KVのサージイミュニティにも対応しており、 製品の安定性を向上させるとともに、ユーザーのネットワークをESD攻撃から保護し、ネットワークの安定稼働を実現します。
PoEの使用状況をリアルタイム表示するインテリジェントLEDインジケータ
IGS-1020PTFはLED表示により、PoE電力の使用状況を簡単かつ効率的に把握することができます。 工業用ギガビットPoE+スイッチのフロントパネルには、「PoE Power Usage」と呼ばれる4つのオレンジ色のLEDがあり、60W、120W、180W、240WのPoE電力使用量を表示します。
限られたスペースでも柔軟かつ容易に設置可能
IGS-1020PTFは壁掛けなどさまざまな環境での設置を想定しています。 設置方法は、壁固定、DINレール、側壁取り付けなどがあり、スペースが限られた場所でも柔軟に使用できます。